かさのおねえさん

我が家近くには小学校と中学校があり、ちょうど私の通勤時間頃は登校中の子供たちや登校見守りの方たちの挨拶でとても賑やかになります。

一週間ほど前の雨の日のこと、いつものように挨拶を交わしながら駅へと向かっていると、前方から傘をさしていない女の子が歩いてきました。

手には傘をもっていたので、雨にあたるのが楽しいのかな…?と思いつつも、楽しんでいる場合じゃない量の雨だったため、

傍にいた見守りの方にお願いして一緒にその子に声をかけてもらいました。

話を聞くとどうやら傘が壊れてしまったらしく、私が持っていた折り畳み傘を渡すことにしました。

古いものだったので返却不要ということを伝えてその場をお別れしました。  

そして数日後のまた雨の日、そんなことも忘れかけていつものように通勤中、ふいに呼び止められて顔を向けるといつぞやの見守りの方が。

聞けば先日の女の子が「かさのおねえさんにあったら、ありがとうといっておいてください」と言っていたとのこと。

私は普段(晴れの日)は自転車で駅まで行くので、あの日以来、二人に会うことはありませんでした。

とっても可愛い伝言と、私をみかけて律義に声をかけてくれた見守りの方の優しさに癒された出来事でした。

そして…傘の”おねえさん”という女の子の気遣いにも密かに喜んだ私でした♪