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“おもてなし”

 

 

出勤途中で新宿駅に到着し、自動改札を通り抜けようと並んでいるときの話です。

 

隣の自動改札を通り抜けようとした女性(30歳前後)が定期券をかざした際、チャリンチャリ~ン♪と音がして、どうやら小銭を落としてしまった様でした。

朝の通勤ラッシュ時で、後ろから大勢の乗降客がズラリと並んでいたせいか、その女性は体を屈み、あわてた様子で小銭を拾い、急いで自動改札をすり抜けていきました。

 

すると、その女性に続いて通り抜けようとしたお婆さんが、前の女性が拾い漏らした小銭を発見したらしく、その小銭を拾いあげ「そこのお若い女性の方~!」と、急ぎ足で前の女性を追いかけ始めました。

しばらくしてお婆さんが追い着くと、前の女性も何事なのか?に気付いたらしく、お婆さんから小銭(100円玉か?)を受け取ると、「どうも、ありがとうございます」と深々お辞儀をしていました。

 

『日本では、皆様が何か落し物をしても、きっとそれは戻ってきます。

お金の入ったお財布でも、年間3,000万ドル以上も、現金が落し物として警察に届けられました。』

 

2020年オリンピックの東京開催への招致活動で、滝川クリステルさんによる、とても印象的なスピーチを思い出しました。

 

『現代日本の先端文化にもしっかりと根付いている

“おもてなし”

には、訪れる人を心から慈しみお迎えする、という深い意味があります。

そのおもてなしの心があるからこそ、

日本人が、これほどまでにお互いを思いやり、客人へ心配りをするのです。』

 

ちなみに私の場合は、逆によくお財布を拾っていただけるほうでして、警察から連絡が来る度に「あぁ、(日本に生まれて)よかったぁ~」と心から感謝するばかりです。