しあわせのバトン

寒くなってきましたね。

ビュータワー店高野です。

昨年末の休日、いつものように一人で温泉に出かけ、

お風呂上りにいつもの日高屋で一杯やっていたところ、隣のテーブルに親子3人が座りました。

間隔の狭いテーブルです。自然とお隣さんの会話も耳に入って来てしまいます。

お子様の病気の治療の関係で、つい最近引っ越してきたばかりの親子のようでした。

お話の仕方で、東京の方でないことはすぐ分かりました。

その日が最初の病院診察だったようで、新しい病院の先生からこれまでの治療方針について否定されたのか、

芳しくない病状を聞かされたのか、意気消沈しているお子様を、お父さんとお母さんが励ましていました。

どのような病気かは分かりませんが、治療の為に家族で引っ越してくるくらいですから、

簡単には治る病気ではないのだろうなと推察しました。

小学校低学年くらいのそのお子様の雰囲気からは、ダメ出しを受けてがっかりしているのが見た目に明らかでしたし、親御さんだって、さぞかしつらい思いをしたでしょう。泣きたい思いを抑えてお子様に声掛けしている様子が僕に伝わってきました。

僕はいたたまれない気持ちになり、「何とかしてあげたい」

そんな気持ちでいましたが、その時に僕の脳裏に浮かんだものがありました。

「あ、あのカード!!」

5年ほど前に、僕が勝どきの月島第二児童公園で朝ごみ拾いをしていた際に老紳士から頂いて、

その後お財布に入れて毎日持ち歩いていた「5つ葉のクローバーの押し花のカード」を思い出しました。

僕はそのカードを取り出して、帰り際にそのお子様に声を掛けました。

「僕に良いものをあげよう!これは「しあわせのカード」で、おじさんが5年前にある方からもらったんだけど、

4つ葉だけでもめずらしいのに、

これは5つ葉だよ!

おじさんはこれもらってから、とても幸せになったんだ。

だから、今度は「僕」がしあわせになる番だよ!」

と言ってそのお子様の頭をなでて、カードを渡し、テーブルを後にしました。

あの家族の気持ちが少しでもやわらいでくれたら、、、

お子様の病気が良い方向に向かってくれたらな、、、

でも、「しあわせのカード」だもん。

バトンは渡されました。

きっと良い方向になりますよね!!

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「2018年12月 親切心ブログ」

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VT店 高野