4歳のやさしさに学ぶ。レジでおばあちゃんに順番を譲った日

先日、4歳の子どもと一緒にスーパーへ買い物に行ったときのこと。

レジに並んでいると、後ろにおばあちゃんが並んできました。

私が何気なく商品をかごに入れていると、子どもが小さな声で言いました。

「おばあちゃん、重そう…じゅんばん、ゆずってもいい?」

私は一瞬びっくりして、「どうしてそう思ったの?」と聞くと、

「だって、ずっと立っててつかれちゃうかも」と、なんともまっすぐな返事。

それなら、と私たちは一歩下がり、

「よかったら、先にどうぞ」とおばあちゃんに声をかけました。

おばあちゃんは驚いた顔をしたあと、ふっと笑って

「ありがとうねぇ。優しいねぇ」と、子どもの頭をなでてくれました。

ほんの数分の出来事だったけれど、私の心にはずっと残る光景でした。

大人になると、時間に追われて周りが見えなくなってしまうこともあるけれど、

子どもの素直なやさしさに、ハッとさせられた気がします。

「やさしさは、小さな行動から始まる」

今日も我が子に、ちょっと大切なことを教えてもらいました。