まくら

先日遅めのGW休暇を頂戴し、義父母の上京にあわせて東京観光を致しました。
実際私も東京へ来て6年、有名どころは何時でも見れるからと特段観光する事なく今に至りますが、結果から言うと【大変良かった】です。

東京オリンピックを控えた東京の観光地はほぼ外国人で占められており、平日の休暇でしたが数多くの観光客で各所にぎわっておりました。

中でも印象に残ったのが浅草の演芸ホールでみた落語です。
その日は特別真打に昇進する3名のお披露目という事で、その師匠も集まり大変豪華な演目でした。
予備知識無く拝見しましたが落語家の大変面白く、そして感心させられる話術に「すごいな」という言葉しか出てきませんでした。

ここで専門用語の説明【まくら】
落語は通常、いきなり本題には入らず、世間話をしたり、本題と関連する小咄をしたりします。
これを「マクラ」と呼びます。
落語の頭の部分につくので「枕」。和歌の頭につく語を「枕詞(まくらことば)」と呼ぶのと同じ考え方からつけられた名称です。
マクラは観客に自然と落語の世界に入ってもらう役割を果たします。普段の寄席では前もって演目が発表されていません。
落語家はマクラで観客の気持ちを解きほぐすとともに反応を探り、その日の客層に合う演目を決めて本題に入ります。
また「『妨害をする』という意味で昔は『故障を入れる』と申しました……」などと、落ちや本題の展開に重要な語で、現在では分かりにくい言葉を、さりげなく説明したりするのにもマクラは使われます。

落語家の方たちは先に話した落語家と被らないように即興で話す内容を変え、客層に合わせて話す内容を変え、笑いを取っているとの事です。
つまり、自分本位の話だけでは商売にはならない、お客様あっての私たちだという事です。
そのためには膨大な量の暗記と時事ネタをストックする能力と努力、経験が必要なんだろうと思います。

様々なお客様と接するこの不動産の仕事にも共通するなとしみじみ思いました。