smile

皆さんもご存じの「smile」という曲。

数多くの音楽家によりカバーされている曲ですが、ナット・キング・コールが

1954年にリリースしたカバー版が特に広く知られています。

チャールズチャップリンの代表的な作品「モダン・タイムズ」のサントラとして

エンディングに使用された曲としても有名です。

私が不動産業界に入りたての頃、

港区のとあるマンションの仲介をした時のお話です。

売主様はもう何十年もそのマンションにお住まいで、娘さん夫婦も同じマンション内の

別のお部屋に住んでいました。終活にあたって同マンション内の賃貸のお部屋にお住み替えをし、

いずれは施設に入られることを考えてのご売却でした。主に契約等の作業は娘さんが高齢のお父さんを

サポートする形で進めてきて、ようやく条件に合う買い手様が見つかり、いよいよ最後のご決済

という時に予期せぬトラブルが発生してしまいました。もしかしたらその日のうちに決済ができない

という状況の中、こわばった顔をしていた私に向かって普段はほとんどお話されていなかったお父さんが

「スマイル、スマイルだよ」と言って、冒頭のsmileのフレーズを鼻歌まじりに歌ってくれたのです。

現役時代は厳しいことで有名な某広告代理店で役職まで勤め上げた方ですが、

そんな厳しいお仕事をされていた方が、まさかこんな時にこんな歌を歌うとは思ってもみなく、

驚いたと同時にすごく励まされた記憶があります。その日は結局いろいろな方のご協力を頂き

無事決済を終えることができましが、それ以来私はsmileという曲を耳にする度に、その方を思い出し、

またつらい時や心に余裕がない時に鼻歌で歌ってみたりしています。あのやさしさ、

ユーモアを自分も持ちたいといつも思ってしまいます。

~smile 和訳~

笑顔を 心が痛むときも
笑顔を 心が折れそうなときも
空が曇りの時だって
なんとかなるさ

怖くて悲しくても 笑顔なら
笑顔なら きっと明日は
太陽は昇り 君のために輝く

喜びで表情を明るく
悲しみの跡を隠して
涙がこぼれそうでも

さあ続けてみよう
笑顔さ 泣いたって仕方がない
きっと分かるさ
人生まだ捨てたもんじゃない

ただ笑顔でいれば