感謝

先日、頼んでいないにも関わらず、後輩君が私の分の会議資料を印刷しておいてくれました。

また、ある朝出社したら、机の上にレポートが置いてあったこともありました。後輩君が、自分が読んで参考になったレポートを自分のためにコピーしておいてくれたものでした。


「自分さえよければいい」という人が多い世の中で、「自発的」に「自分以外の私のため」にしてくれた事に感謝いたします。


話はちょっとズレますが、「親切心」という言葉について考えるとき、釈迦の弟子の舎利弗が、あるバラモンに「お前の目玉をくれ」といわれた時のエピソードをよく思い出します。

バラモンの求めに応じて、舎利弗は自分の片眼を差し上げました。しかし、そのバラモンは、舎利弗に感謝するどころか、こともあろうに、目の前で目玉を投げ捨て、足で踏みつぶしてしまったとのことです。

これをうけて、舎利弗は、長い年月の間続けてきた菩薩行を諦めてしまい、自分さえ良ければよいという考えに陥ってしまったことです。


「見返りを求めずに行動をする」って、とてもとても難しい事なのですね。


ともあれ、後輩君の親切心に心より感謝