わたしのメカジキ!!

最近、私自身『小さな親切』にかこまれて生かされているなと感じることが多くあります。私の日常はのんびりマイペースなので、たびたび困った事態におちいることがあります。そんなとき、いろいろな方の優しさを感じます。

先日、行きつけの美容院に行った際、雨が降っていたため、お店の方たち数名と車で送迎していただきました。が、なんと車の後部座席に夕飯に買ったお魚を忘れてきてしまいました。忘れたことを連絡したいのですが、連絡先を知りません。

その日はなすすべなく、翌日、美容院に連絡してみました。なんとその日は定休日。この猛暑の中、生の魚がどうなっているかと考えると恐ろしさしかありません。

その日もなすすべなく、翌日、美容院に連絡をしました。2日間、車の中に放置されていたようでしたが、なんとか伝えることができました。ホッとした気持ちと申し訳ない気持ちとどんな悪臭を放っているのか、車に臭いがついていないか不安な気持ちでいっぱいです。

翌月、美容院に行き、先日のお詫びを伝えたのですが、「やばかったです」と。そして、お魚がはいっていたエコバックを返してもらいました。きっときっと車はすごい臭いで、わたしのエコバックもすごい匂いだったと思いますが、エコバックきれいに洗われていました。

嫌な思いをさせてしまったと思うのですが、忘れ物を渡すという行為だけではなく、それ以上の心遣い、+αの小さな親切心を感じることができました。

組織のなかに『小さな親切』を投げ入れると、同じような現象が起きるという、心温まる最新の研究結果があります。

親切な行為を「受けた人」は、職場において向社会的行動※が増え、それだけでなく、幸福度も高まったそうです。また、親切を「与えてくれた人」以外にも親切を行うことが多く見受けられたそうです。

※向社会的行動:外的な報酬を期待することなしに、他人や他の人々の集団を助けようとしたり、こうした人々のためになることをしようとする行為

小さな親切は、親切を「与える人」たちの幸福度、自律感、能力感も高め、幸福度は、親切を「受けた人」たちよりも一層高くなるそうです。

たくさんの親切を感じたわたしは、まわりの方へ親切をあたえることができていますか!?

たくさんの親切を感じ、そして親切を行う。そんな循環で、みんな優しい気持ちでいることができるれば、素敵だなと思います。