親切をしたら感謝されたエピソード

今回は、「親切をしたら感謝された?ほんと?」って思えるようなリアルなお話です。

先週、私がネクタイを忘れてしまい、朝礼前に後ろの席の〇〇君に、「ネクタイ何本か持ってるよね。貸してよ。」と、お願いしました。

〇〇君からしてみたら、まるで、いつも会社にネクタイを置きっぱなしにしているかの如く言われ、さらに、半ば強奪に近い格好でネクタイを貸さざるを得ない状況に陥ったわけですが、快く?応じてくれ、「どちらのネクタイがよろしいでしょうか?」と、むしろ選択肢まで用意してくれました。

私は、(そうくるか!)と思った次の瞬間、(やっぱり置きっぱなしじゃないか。なぜ持って帰らないんだ?)と心の中で疑問に思いながらも、考えようによっては、万が一忘れた場合でも困ることがなく、さらに今回のようなケース【先輩に貸してくれと言われ断れないような状況でも、即座に完璧な対処(2つのネクタイを用意し、相手の想定の上をいくことでイニシアチブを取れる。…ではなく感謝される。)ができる】も想定していたのかと非常に感心しました。

彼は営業に向いていると思います。

感心した私は、前日に買った切り落としのカステラを、「ありがとう。食べていいよ。」と彼に差し出しました。

〇〇君は、「いいんですか!ありがとう!」と、とても喜んでいました。

私は、そんなにカステラが好きなのかな、切り落としの特価品だから味とかわかんないけど、と思いましたが、それは伝えませんでした。

それよりも、これこそが親切をしたら親切が返ってきたエピソードだ!と思い、〇〇君に親切が返ってきてよかったね、と伝えたところ、〇〇君は満面の笑みでした。

私からももう一度伝えます。

〇〇君。親切心のエピソードができて助かった。いい笑顔だったよ。