活動報告
新浦安
驚きの親切心!文七元結に学ぶ江戸の人情
昨日、大好きな古今亭志ん朝の「文七元結」をまた聞きました。
左官職人の長兵衛が、借金のかたに娘を遊郭である吉原に預けて手に入れた50両(現代のお金に換算すると約400万円~500万円とも言われる大金!)で、身投げしようとした男・文七を助けるというストーリーです。
親切心で大金をポンと出すだけでも驚きですが、そのお金が娘を売ったものだというところがすごいですね。
そんな背景を持つお金で、見ず知らずの他人の命を救う長兵衛の行動は、単純な親切という言葉だけでは語り尽くせない深さがあります。
娘を思う親心、困っている人を見過ごせない侠気、そして江戸っ子の粋。志ん朝の語り口で聞くと、そんな長兵衛の人間味がより一層際立ち、笑いと涙なしにはいられません。
ぜひ一度、古今亭志ん朝の「文七元結」を聴いて、江戸の人々の心の温かさに触れてみてください。