感謝を思いやりに

ホームで電車を待っているときのことでした。

ホームに設置されたセイフティガードの扉の表面を小さな男の子がその小さな指先で一生懸命、なぞっております。

「ここは、3号車の3番だね・・・?」

男の子のすぐそばで、母親らしき女性がしきりに肯きながら、

「そうよ!わかったわね。この位置を覚えてね?!」

よくよく見ましたら、小さな男の子がなぞっておりますのは、扉面の点字でした・・・・。

親子は、互いに確認し合ってから、黄色の点字ブロックに沿って歩き始めました。

女性は注意深く、男の子の後ろに控えて歩いています・・・。

目の不自由な男の子がこれから一人で電車に乗る為の試みでしょうか?

ハンディを持つ親子の社会生活への覚悟のようなものを見せられた思いが致しました。

親子連れが立ち去った後、私も扉の点字をなぞってみました・・・。

黄色の点字ブロックに立ち意識を集中してみました・・・。

点字はわかるはずもありませんが、よく注意してみますと公共施設のいたるところに点字が施されていることに気が付きました。

それでも、実際にはまだまだ足りないのかもしれません・・・。

というより、健常者の私達がもっともっと、気配り、思いやりを持たないといけないと痛感いたしました。

点字ブロックの上に荷物を置いたままとか、歩きながらスマートフォンに夢中だったり・・・。

反省し、見直すことは多いと気づきました。

自分自身が五体満足であることへの感謝を思いやりに生かしたいと、改めて考えさせられました。

                                                (月島駅前店 坂本)