活動報告
若葉台
銀色の道
「遠い遠いはるかな道は♪」から始まる、ザ・ピーナッツやダークダックスが歌っていた「銀色の道」は作曲者の宮川泰さんが、かつて父親が建設に携わった専用軌道「鴻紋軌道」(鴻之舞→紋別)のレール跡の水たまりに月の光が映る姿を見て「これが銀色の道だと」確信した想い出の曲であると私も後年同窓会の席で知りました。
鴻之舞という場所はオホーツク海の紋別市市街から車で約30分位内陸に入った昔の社会科の教科書にも載っていた住友金属鉱山鴻之舞鉱山で東洋一の金山と教えられていました。
生まれてから18年間過ごした当地は今が一番良い季節ですが、いまだに季節ごとに望郷の念が湧いてきます。
現在は住戸の一軒も無い一本道が続く道ですが目に浮かぶのはこの歌詞の通り、冬の嵐が吹き、春は一本道の谷間に花が咲き、夜道は手が届くかと思うところにきれいな星が輝く景色です。
「はるかな道は辛いだろうが頑張ろう苦しい坂も止まれば下がる近い近い夜明けは近い♪」というこの「銀色の道」が私の人生の応援歌です。
現在は鴻之舞鉱山跡地と紋別駅跡地に「銀色の道」歌碑が建立されています。
最近夢に出てくるのは故郷の風景と仲間の顔ばかりです。