心のこもった応対に感謝

先日、2歳になる息子を連れて、渋谷にあるNHKホールへこども用コンサートを観に行ったときのことです。
日曜日の早朝、電車に乗り、新宿駅で乗り換えのため、左手に子どもを抱っこし右手に畳んだベビーカーを持ち、あたふたと改札へ向かうと、電車の網棚に乗せておいたカバンを置き忘れてきてしまったことに気付きました。

慌ててホームに戻るも時すでに遅し。
電車はコンサートのチケットを入れたカバンと共に出発した後でした。
途方に暮れて、とりあえず駅の事務室で相談すると、駅員さんは直ぐに私が乗っていた電車が今どこにいるかを調べ、その先の駅でカバンを取得できるよう手配してくれました。
あまりの手際のよさに喜びホッとしたのも束の間、カバンは見つからなかったとの連絡が届きました。(後に分かったことですが、私が自分の乗っていた車両の位置を勘違いしていたことが原因でした。)
その後も駅員さんは忙しい中にもかかわらず、様々な可能性を考えていくつもの駅に連絡をしてくれました。(しばらく居て気付いたのですが、新宿駅の事務室には実に様々な人が様々な問い合わせをしてくるので大忙しでした。)
数十分後、おかげ様でカバンは無事見つかり、幼いこどもの相手までしてくれた事務室の皆様にお礼を言って新宿駅を後にしました。

しかし、これで無事解決した訳ではありません。
カバンは新宿駅から30分以上離れた駅で見つかったのです。
往復1時間以上。これではコンサートに間に合いません。
私はチケットを紛失した際の対処法がないかNHKホールへ電話してみました。
事情を一通り説明すると、対応してくれた方はとても親身になって何とかできないか考えてくれたのですが、そもそも座席番号すら覚えていない時点でどうしようもなく、私はあきらめて電話を切りました。
カバンが見つかっただけでも良しとして、カバンを引き取って帰ろうかと考えているとき、私の携帯に見知らぬ番号から着信がありました。出ると先ほどのNHKホールの方からで「午後の部に空席があったので人数分確保しましたがいかがでしょうか?」とのことです。(人気のコンサートでしたので本来空席はないはずですが、その方が個人的に探してくれ、着信番号を頼りにわざわざ連絡をくれたのです。)
午後の部ならカバンを取りに行っても十分間に合います。午前の部のチケットさえあれば、差し替えてくれると言ってくれました。
私は感激のあまり何度もお礼を言いました。

かくして無事コンサートを楽しめ、それまでの出来事も含めて忘れられない一日となりました。
新宿駅の駅員の皆様、NHKホールの窓口の方、本当にありがとうございました。
「誰にでも常に心のこもった応対をしよう」
小さな親切心~しよう~10か条のひとつです。今回の出来事を通して改めて私もこのような応対をできるよう心掛けて行きたいと思います。