ペンネーム「てら」様から親切心の素敵なエピソードが届きました。

頂いた原文のまま、下記にご紹介させて頂きます。

「反省」

毎日バスを使い通勤している。
仕事上、バックはいつも重い。
ある日いつも通り満員バスに乗車した。
重いバックをもって。
右手にヘビー級バック、左手は転倒をふんばるためにつりかわを。
目前には八十代くらいのおじいさんが座席にいた。
老人である。
座れてよかったなと私も思った。
五分程乗っていたか。
老人はふと私のバッグに気づき、そのヘビー級さを感じたのか、こう言った。
「その荷物もちましょうか」私は言葉を発せなかった。
老人に席を譲ったのは人生の中で数えるくらいである。
そんな私の人生の倍以上生きている人が、私のことを心配している。
私は反省した。
自分の不親切なバス通勤人生を。
笑顔で老人に答えた。
「大丈夫です」心の中で、こうも言った。
「あなたを見習います」と。